−昇る龍−十二話「化け物襲来」
昼休み、龍也はまだぼーっとしていた
「龍也あ!」
近くにいた男子生徒が龍也に話しかけてきた
「・・・ああ」
龍也はうわのそらだった
「どうした龍也ちゃ〜ん」
「殺すぞ」
おどけた友人に対して龍也は冷たい反応をとった
「何だってんだよ、この最中様が話しかけてやってんのに」
最中がおどけた次の瞬間大声で放送がなった
榊の声だった
「ガキども!30分以内に神社に来い!」
龍也は驚き、声も出なかった
「後、龍也は残れ!」
意味不明な放送の後、蚊帳沼が生徒を引率して、神社に連れて行った
「何なんだ!わっけわかんねぇ!」
龍也には混乱している暇すらなかった
龍也が叫んだ1分後、見慣れた窓から
「死」が飛んで来た
反射的に窓から飛び降りる龍也、次の瞬間学校を戦闘機が突き破るのが見えた、
マッハ2はあろうかという音速の機体から、何と人が降りてきた、
しかも空中から飛び降りて、
「化け物かよ・・・」
そう言い放った後、龍也はまた、声が出ないという感覚に苛まれた
驚きではなく、恐怖によって
続く
とりあえずさいなら〜