−昇る龍−1話「飛翔」
日本の何処か、飛龍町という町、そこにその男はいた、
ボサボサの黒髪、
尖った黒目、
「飛翔龍也」(ひしょうりゅうや)
龍也は今日も高校の友人達とふざけながら歩いていた、
「俺見たんだって!飛龍伝説の龍神!!」
友人の咲山が興奮して言った、飛龍伝説とは、飛龍町のおとぎ話である
「龍神様の加護ってかァ?」
龍也はバカにしたように言った
「バッカマジでいたんだよ!写メもあるんだぜ!」
さっきより興奮した様子で言った、
「落ち着け、あんなもんおとぎ話だぞ?」
友人の品崎が言った、
「んじゃ、写メ見てみるか?」
咲山がケータイを開いた、
そこには紫色のうねりが空から、町の神社の方に落ちて行く様子が写っていた
「ロケット花火かなんかだろ?」
龍也があきれたように言った、
「うーん・・・だよな!」
咲山がしぶしぶ認めるというかんじで言った
「ゲーセンにでも行こうぜ、咲山、たぶんお前疲れてんだよ」
品崎がなだめるように言った
「そうだな、行くか!」
咲山が明るく言った
しばらくたって三人はゲーセンから出て来た
「じゃーな」「また明日!」「てめえ部活忘れんなよ!」三人は挨拶をして分かれた、
一人で歩く龍也、だが頭のなかは写メの事でいっぱいだった、
「ロケット花火の飛んだ跡があんなに長く残るか?」
「だいたい朝っぱらからロケット花火飛ばすやつがいるか?」
龍也は少し立ち止まって、方向を変えた、
「たしか変なうねりが落ちたのは神社だったな」
そう呟くと龍也は神社の方に歩いて行った。
続く
あー、疲れた、小説って頭使うね〜
ちょっと今から昼寝するわ、んじゃおやすみ〜