−昇る龍−3話「謎の始まり」
戸口に立っている男達は何処か気味の悪いかんじがした
一人は175センチ位の身長で、右手にアタッシュケースを持っている、
蒼白な肌、薄い唇、低い鼻、冷たい目には憎悪の炎が灯っていた、
その男の両脇を身長180を軽く越える大男がはさんでいる、
「おや、この家の方かな?」
薄い唇に笑みが浮かぶ
龍也は直感でわかった、こいつらはヤバイ、すぐに嘘を考えた、
「龍也君ですよね?」
大男の一人が低い声で聞いてきた、
「そうですが、何か?」
条件反射で答えてしまった、
乾いた一陣の風が吹いた、
「ハハハハハ、いやそうですか、」
「私は氷室、というものです」
「そして右が笠井、左が三谷です、」
氷室は大男達を紹介した、二人は無言で礼をした、
「あなた達は何ですか?」
龍也は出来るだけ丁寧に聞いた、
氷室は少し眉を細めて自分たちの事を話初めた、
「私達は貴方のお父様の昔の仕事仲間です」
そう言うと地面にアタッシュケースを置いて龍也の方を見た、
「今日、貴方がご友人から譲り受けた小さな玉あれがお父様の事件、そして龍神伝説の最大のヒントなのです、」
龍也は何故その事を知っているのか、少しドキッとしたが、すぐに切り返し、こう聞いた
「と、いいますと?」
氷室は少し笑い、まるでその言葉を待っていたかのように言った、
「ヒントはあくまでもヒント、ヒントがあるからといって真相を知っているわけでは無いのですよ」
そう言うと氷室は近づいてきて、囁いた
「ヒントあくまでもヒント真相ではない、ですがヒントそのものが真相である事もあり得るのです」
少し下がると氷室はスーツの内ポケットから名刺を取り出して、龍也に渡した、
「もし、貴方が私達にそのヒントを下さるようなら、いつでも連絡を下さい、いつでも伺います、」
氷室と三谷と笠井は無言で歩いて行った、
一陣の乾いた風が吹いた
龍也がもう一度氷室達を見た時、既に氷室達の姿はなかった
続く
龍が如くはまりすぎたァァァァァァ!!
まあ、今から寝ます、さすがに完徹4日は死ぬわ・・・、んじゃおやすみ